【あるある失敗例】職場のコミュニケーション、「話しすぎ」も「だんまり」も、原因は同じだった?
ティオ鹿児島中央
TEL:099-272-9777
こんにちは!就労移行支援事業所ティオ鹿児島中央です。
突然ですが、皆さんは職場のコミュニケーションで、こんな「モヤモヤ」を抱えたことはありませんか?
- 「真面目に話を聞いていたくだけなのに、『怒ってる?』と聞かれてショックだった……」
- 「沈黙が怖くてペラペラ話しすぎてしまい、後から『また余計なことを言っちゃった』と落ち込む……」
一見、「話すのが苦手で消極的な人」と、「つい話しすぎてしまう人」は正反対のタイプに見えますよね。
でも実は、根っこにある理由はどちらも同じ。「相手にどう思われているか不安だから、うまく足並みをそろえられない」という優しさや真面目さからきているのです。
今回は、事業所で行われたコミュニケーションスキル向上プログラム「笑顔&ありがとうから始める会話練習」の内容を、少しだけご紹介します!
悪気はないのに大損!職場の「すれ違い」2大パターン
職場で一生懸命やっているのに、なぜか人間関係がギクシャクしてしまう。そこには、脳の「ある仕組み」が関係しています。
パターン①:【消極的タイプ】真面目すぎて「冷たい」と思われる
仕事を教えてもらう時、「一言も聞き漏らさないぞ!」と必死になるあまり、真顔でじっと相手を見つめてしまう。本人は「超・集中」しているだけなのですが、先輩からは「怒っているのかな?」「私の教え方に不満があるのかな?」と思われてしまうことがあります。
パターン②:【話しすぎタイプ】親切すぎて「言い訳が多い」と思われる
上司から「頼んでいた書類、できた?」と聞かれた時。「まだ途中なのですが、実は午前中に別の急ぎの用事が入ってしまって、データを探すのにも時間がかかりまして……」と、聞かれていない理由まで長く話してしまう。本人は「状況を正確に伝えたい」だけなのですが、上司からは「結局できているの?言い訳ばかりだな」とイライラされてしまうことがあります。
どちらのタイプも、「悪気は一切なく、むしろ一生懸命やっている」のに、なぜか誤解されてしまう。
これってすごく悔しいですし、悲しいですよね。
カギは言葉の数じゃない!「メラビアンの法則」
なぜ、一生懸命話しているのにすれ違ってしまうのでしょうか?
心理学には「メラビアンの法則」という有名な研究があります。
人がメッセージを受け取るとき、どの情報をどれくらい重視しているかという割合です。
- 表情や目線、態度(視覚):55%
- 声のトーン、大きさ(聴覚):38%
- 話している言葉の内容(言語):7%
なんと、言葉そのものの意味はたったの7%しか影響していません。
残りの9割以上は、「表情」や「声のトーン」といった非言語(言葉以外の情報)で決まります。
つまり、どれだけ正しい言葉で「ありがとうございます」と言っても、無表情で低い声(パターン①)だと「怒っている」と受け取られ、焦った早口で言葉を盛りすぎる(パターン②)と「本心が隠されている」と不安にさせてしまうのです。
今日からできる!相手と足並みをそろえる「1秒の魔法」
当事業所のワークショップでは、このすれ違いを解消するために、特別な言葉ではなく「笑顔+ありがとう」を使った簡単な練習を行いました。
ポイントは、相手と安心感を共有する(=足並みをそろえる)ことです。
今日から試せる、2つの特効薬をご紹介します。
消極的な人は:言葉に「1秒の感情」をプラスする
おしゃべり上手になる必要はありません。「ありがとうございます」の後に、ほんの1秒だけ、今の自分の気持ちを付け足してみてください。
- 「ありがとうございます。助かりました!」
- 「ありがとうございます。安心しました!」
これだけで、相手は「あ、役に立てたんだな」とホッとして、あなたと同じ安心した気持ちになれます。
話しすぎてしまう人は:「1言+笑顔」でピタッと黙る
言葉をたくさん盛る代わりに、「笑顔」と「声のトーン」を盛る練習をします。
「ありがとうございます。助かりました!」と言ったら、
そこで一度会話のブレーキを踏み、ニコッと笑って3秒間黙ってみるのです。
たくさん話さなくても、あなたの笑顔があれば感謝は100%伝わっています。
短く終わらせることで、相手も次の仕事にスムーズに戻ることができます。
完璧じゃなくていい。事業所は「実験」の場所です
プログラムに参加された利用者様からは、こんな感想をいただきました。
- 「一言添えることで話過ぎなくてもコミュニケーションが取れてお互いの印象が変わりそう」
- 「沈黙が怖かったけれど、短く伝えて笑っている方が、相手も話しやすそうでした」
- 「声の大きさや速さのことがすごくわかりやすかった」
- 「すみません→ありがとうに変えていきたい」
- 「ありがとうだけだと表面的だが、気持ちを一言加えると本心だなと感じた」
- 「最初は少し照れたがいいコミュニケ―ションができた」
- 「人と話す時無表情にならないよう頷きを増やしてみたい」
- 「今後、ありがとう+相手への配慮で気持ちを伝えていきたい」
- 「聞く・話すことにおいて、もっと気を付けないとと思った」
今回のプログラムをきっかけに、「実は以前の職場でこんなことで悩んでいて……」と、スタッフとの個別面談でじっくり自分の課題と向き合う方もたくさんいらっしゃいました。
就労移行支援事業所は、最初から完璧にできる人を目指す場所ではありません。
「いつもより、ほんの少し口角を上げてみよう」「いつもより、1トーンだけ高い声で『はい』と言ってみよう」
そんな小さな「実験」を、失敗しても大丈夫な環境で、スタッフと一緒に一歩ずつ繰り返していく場所です。
「職場のコミュニケーションでいつも空回りしてしまう」「人間関係が不安で働く一歩が踏み出せない」という方は、ぜひ一度、私たちの事業所のプログラムを体験しにきてみませんか?
いつでも温かく、あなたの「一歩」をお待ちしています!
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